NOAA-6 satellite visible image showing monsoon depression over north-western India,
0144 GMT, 30 May 1986.
風速30m/sの砂嵐が、1986年5月31日にパキスタンのカラチで発生しました。この際、5m/sの強風により10名以上が犠牲となり、数百名が負傷、竹で作られた小屋数千棟が倒壊しました。
カラチは年間降水量が228mmに過ぎない亜熱帯乾燥地域であり、降水のない5月末に強い寒冷気流が吹き下ろし、砂を播き上げながら「Andhi」と呼ばれる砂嵐が発生したと見られます。
(Middleton and Chandhary、1988)